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嫁:キョン君
王子:マルス、兼続
姫:L、イルカてんてー、恋次、ヴィラル
彼氏:ハボック、ジーク、サンジ、佐野君、武蔵
パパ:カルツ、太子、成歩堂君
息子:進、ユキヒト、政宗、カヲル君、慧君
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さっき、本当についさっきまで彼は本当に機嫌が悪かった、それはもう大層ご立腹でキスをするどころか目線さえ交わしてはくれなかった。ほんのわずかな、プライベートの時間を、二人で揃えて2日合わせてとった休暇のはじまりの午前が無駄になったと思った。それなのに、さっきまでチクチクと嫌味を言うのさえ飽きれて忘れていた彼がどういうわけか、紅茶を一口口につけてゆっくりと水面を眺めてから次に目線をやったのはなんと俺で、口を開いてなにかを考えているのかぽかんとアホみたいに間抜けな顔をさらしてこう言うのだ。「アル、俺、目がかすむんだよ」はじめはなにを言いたいのかわからなかった、けど、俺はいつもの調子で「君も大概に歳なんだから、眼鏡のひとつも必要になったんじゃないのかい?」でもアーサーは俺から再び視線を外して自分の世界を眺めるように空ろな目で二三度瞬きをした後に、紅茶を置くと「目がかすむんだ、耳が、ときどき雑音がはいるんだ、頭がぼーっとして、目が、お前の声が」下をむいてぼそぼそなにかを訴えるアーサー、俺はまたはじまったいつもの、そう思って数歩彼に近づいて「アーサー?アーサー!」と呼びかける。「ねぇ風邪でも引いたの?君のとこ今は好景気じゃなかったかい?ねぇ、アーサー?俺、なんか言った?さっきだってそうだ、あんな冗談いつも君、ばかって俺に言って流すじゃないか、それなのに、ねぇアーサー?君、なんか変じゃないかい?ねぇ、ねぇったら!!」俺がちょっとめんどくさげに、でも、それでも精一杯に優しく彼に聞いて見た、これで反応がなかったら俺はたぶん衝動的に彼の肩をゆすったんだと思う、でも、彼は、反応がなかったわけじゃなかった、ゆっくり下を向いていた首をもたげて、俺の足元を見ながら言うんだ
「アルフレッド、俺、目がかすむんだ」
その酷く困惑したような、自分が一番わかるはずの自分がわからなくなったときみたいな顔が俺にはやっぱり間抜けなアホ面に見えたけど、今度は優しく「ねぇどうして?」って聞いて見た。俺はいっぺんにものを言う癖があるみたいで一度に3つ以上、アーサーの機嫌が悪いときは2つ以上の質問を同時にすると彼は答えない。のでゆっくり落ち着いて聞いて見た
「目が、かすむ。」
このときはまだ俺たちの前にある闇なんて無色透明無味無臭無害。
どんどん色濃くなる予感がする壁に俺はぞくっと背中にあるなにかに一度振り向いてしまった気がした。
英米だよ、米英じゃないよ、英米だよ。
ちょっと前に書いた文をちょっとUPしてみようかと思ってUPしてみる。
この続きは漫画にしたい。
あ、真面目に真面目に・・が呪文だよ!油断すると下品なアホギャグに!!(台無し